いつでもどこでもネットワークにつながることで、生活の利便性を高める「ユビキタス社会」実現に向け急速に前進しています。IT社会を支えるインフラは特にビジネス分野での依存度が高まっています。その内容は高度化・複雑化が進んでいます。その背景には、情報システムの組織的な利活用が企業の業績向上に大きな貢献を果たしているからであります。
しかし一方で、IT社会の陰としてコンピューターウィルスなどをはじめとした情報セキュリティー関連の被害が急拡大し、家庭内のさまざまな機器がネットにつながるユビキタス社会ではこうした被害が拡大する恐れがあります。
今日、ありとあらゆるシステムはグローバルに結ばれつつあります。こうした世界にあっては、共存と連携を保障できるオープンでセキュアなシステムは大前提です。セキュリティーの確保と可用性の追求を両立しなければなりません。企業にとって情報セキュリティー対策は重要な経営課題なのです。
セキュリティーは重要です。しかしセキュリティーが全てに優先すれば利便性が犠牲になります。セキュリティーの強度を高めながら、同時に利便性を高める。利便性を犠牲にしたセキュリティーでは意味がないのです。
既存のソフトウエア資産を有効活用しながら、ビジネスの変化へ即応するシステムの実現を目指すニーズがSOA(Service-Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)です。今日、ビジネスが目まぐるしく変化する中で、柔軟に作り直しや統合のできるシステムが求められています。サービスの組み合わせにより、ビジネスプロセスをコンピューティング空間へ反映させるソフトウエアであるSOC(Service-Oriented Computing:サービス指向コンピューティング)のWebサービス上での構築こそがビジネスとシステムの乖離(かいり)を埋める事ができるのです。
これまで、ビジネス空間とコンピューティング空間は乖離していました。ところがWebサービスの技術が進化した結果、サービスという単位でソフトウエアの機能をコンピューティング空間違いによらず再利用することが可能になりました。つまりサービス指向のアーキテクチャが、ビジネスとITを近づける役割を果たすのです。
我々ITキュービックは総合ITベンダーとして、包括的なソリューション群を提供します。ワンストップで診断から提案、導入、運用までトータルに支援するソリューションサービスをSOA、SOCを基盤としたITとビジネスの融合。この要求に応えるべく事業展開します。企業と社会の本質を守るための技術革新こそが当社の目指すコンセプトなのです。
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